四国の国際協力人

特定非営利活動法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)

今回は愛媛県にある「特定非営利活動法人 国際地雷処理・地域復興支援の会」理事長の高山良二さんにお話を伺いました。

① 団体の設立はいつですか?

2011年7月21日に法人として設立しました。IMCCD高山理事長

② 団体の活動内容を教えてください。

主に2つの活動を行っています。一つは、地雷処理事業、二つ目は地域復興支援事業です。

IMCCDはカンボジアの現地にトップの私自身がいて、愛媛に事務局を置いています。そうすることで、団体(日本)と支援先(現場)の温度差を解消することができ、私が現場で生活しながら、地雷処理の他に手を差し伸べたいことを、地域復興支援として活動しています。

③ 高山さんが国際協力活動に参加するきっかけは何ですか?

自衛官としてカンボジアを訪れたことでしょう。私が自衛官だった頃にカンボジアの現場で業務にあたっていた時、目の前に病気で苦しむ子どもがいるのに、地雷処理のみを行うだけで本当に支援と言えるのだろうかと疑問を感じていました。カンボジアで毎日を過ごす中、PKO活動を成功させなければという強い思いと、一方では村の人々や子どもたちと触れ合う際の心の安らぎにより、いつしかカンボジアは忘れられない土地となりました。そのため、任務を終えてからもずっとカンボジアに携わっていきたいと思い、今の活動に繋がっています。

④ 活動のやりがいはどんな所にありますか?

村で活動し、生活する上で、現地の人々から信頼を得ようというあからさまな努力はしませんでした。遠慮深くならずに、ご飯を頂いてお酒を飲んで、単純に現地の人たちと毎日を楽しみ、無事で、自然と信頼関係は築けたように思います。頑張らずに楽しもうと思っています。
ただ、地雷処理という仕事は慣れることなどなく、宿舎を離れる時、地雷に触る時、いつも「これで最後かもしれないな」と考えます。万が一最後になったとしても仕方ないという思い、覚悟で常に活動しています。

⑤ 団体の課題はありますか?

現地にいる私と、愛媛の事務局と時にすれ違い、課題が上がることもあります。そんな時は、必ずこの壁に掛けてある「設立趣旨」に立ち返り、何のための活動か、何を目的としているかを考え直します。目標を見失いそうになる時など、損得勘定に左右されることなく、常に「設立趣旨」に立ち返ることを忘れなければ、活動がぶれることはありません。

⑥ 団体としてこれから取り組みたいことを教えてください。

NGOやNPOという団体は、最終的に解散できることが最善だと私は考えています。支援活動をしなくてもいいようになること、それが一番です。時にこれら団体の活動が、支援先にとって大きなお世話となったり、ただの「NGOごっこ」と化していたりする恐れがあります。必要かどうかを見極め、“組織ありきでない”ということをきちんと理解した上で、活動を続けたいと思っています。

⑦ 学生の皆さん向けてメッセージをお願いします。

この先、日本がどうなって欲しいかなどを考える上で、本当のことを知ろうとする努力が必要だと思います。人気ニュースキャスターの伝えるニュースが、実は情報操作された内容であったり、マインドコントロールされる情報が一般常識のように流れていたりというのは、日本では常にあることです。人の評判で判断するのではなく、自分の目で見て知り、実際に人と会って判断してください。本質を持って動けば、どんな人とも対等に向き合うことができると思います。
(2015年4月インタビュー実施、インタビュアー:柏菜穂子さん)

理事長:高山 良二
設立年月日
法人登記年月日:2011年7月21日
ビジョン
住民参加型の地雷処理を行いながら、自立可能な地域の復興支援を行う。この際、ソフト面の改革を重視する。
ミッションカンボジア政府機関のCMAC(カンボジア地雷対策センター)と共同して、住民による地雷処理活動を進める。
自立可能な地域の復興を支援するとともに、相互の有効交流を促進する。
このような活動を通じて、平和構築の理念を広く内外に広げる。
役員:理事10名、監事3名
会員:法人会員 106社、個人正会員 369名、個人賛助会員 118名
連絡先特定非営利活動法人 国際地雷処理・地域復興支援の会事務局
〒7900-0011 愛媛県松山市千舟町7-7-3 伊予肥ビル2階
Tel/Fax:089-945-6576(平日13:00~17:00)
E-mail:info@imccd.org
URL:http://www.imccd.org/

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