四国の国際協力人

中国児童教育援助協会

今回は愛媛県にある国際協力NGO「中国児童教育援助協会」代表の菅 未帆さんにお話を伺いました。

① 団体の設立はいつですか?

2001年4月1日です。Ms.Suga and Ms. Kashiwa

② 活動内容を教えてください。

中国の貧困農村地域の子どもたちに学費支援を行うパートナー(里親)支援と、もう一つは図書支援を行っています。

③ 菅さんが国際協力活動に関わることになったきっかけは何ですか?

青年海外協力隊への参加です。もともと協力隊の活動については詳しく知りませんでした。幼稚園教諭として働いていた当時、もっと自身を深めたいと思い、海外での経験を積もうと思っていました。時代もあり「ワーキングホリデー」などで海外へ出るなど情報収集を行なっていました。
そんな時に偶然、バイクで信号待ちしていて何気に横を見ると青年海外協力隊のポスターが目に入りました。「これだ!」と思ってそのままバイクで説明会場へ向かいました(笑)。そこから青年海外協力隊への参加を決心し、派遣国が中国となりました。青年海外協力隊の活動を経て、日本に帰国してからも支援をしようと活動を始めたわけです。

④ 活動のやりがいは何でしょうか?

支援先の子どもの成長を感じられることです。協力隊員だった時にいた、中国の南の地域の学生15人程と直接やり取りしていますが、支援学生は本当に思いやりのある子たちばかりで、こまめに連絡をくれますし、支援終了し、社会人になってからも連絡をくれます。かつて支援を受けていた学生が、支援している農村児童との間に入ってくれることもあります。そのような繋がりができていることが喜びですし、彼らの母親でいるような気持ちになります。
また、大学生になると勉強しながら、アルバイトをし、学費を稼ぎつつ暮らしていく学生が増えるため、そこからは支援を必要としない学生が多数います。そのような学生が1年以上経ってから、「当時お金を送ってくれていた人(日本人パートナー)に感謝状を書きたいから住所を教えて欲しい。」と連絡をくれることもあります。そんな時は、私が間に立って「当会が通訳するね!」とは言わず、「自分の力で頑張って書いてくれるだろう。」と思い、住所だけ伝え、真の日中交流を心の中で応援しています。

⑤ 団体の課題はありますか?

私は今の活動を自分のライフワークの一部として続けていきたいと思っています。それゆえ、活動が一定の所で留まることもあり、それが課題とも言えますが、ずっと続けていくために高望みはせず、無理せず取り組んでいこうと思っています。
また、日中関係や中国の体制など、自分の力でどうこうできないこともあります。そんな時は、国の体系や変化にしがみつかず、個人対個人の信頼関係の中で活動しようと考えています。1対100は難しいですが、できる範囲で、1対15ならお互いにバランスのとれた関係を築くことならできるのではないかと思います。

⑥ 団体として、また菅さんがこれから取り組みたいことを教えてください。

今まさに激しく変化し続けているのが中国ですが、必要としてさえくれるのなら、1日でも長く、現在の関係を続けていきたいです。

⑦ このページをご覧いただいた方に対してのメッセージをお願いします。

「どうして中国なの?」と聞かれることがよくあります。中国の人はとても貪欲で、したたかですが、1対1で付き合えば、情が深く、本当に思いやりのある人たちです。再会する際「久しぶり」ではなく、「お帰りなさい」を感じられるほどの温かさがあります。「私はあなたとずっと付き合っていきたい」という気持ちをとても上手に伝えてくれます。
順応の速さで言えばどの国にも劣らない中国は、「国際ルールやマナーを理解しよう! 遵守しよう!」と変化していますし、この先、びっくりするようなスピードで順応してくるでしょう。日本以上におもてなしする国ですので、多くの日本人の方が中国との関わりを持っていただきたいです。そして、私自身も間に立てるように力を尽くしたいと思っています。
(2015年4月インタビュー実施、インタビュアー:柏菜穂子さん)
代表:菅 未帆
設立年月日:2001年4月1日
■役員
協会長  菅 未帆  中国児童教育援助協会 代表
副会長  陳 新桃  中国児童教育援助協会 中国側責任者
会計監査 大澤 由佳 中国児童教育援助協会 会計責任者
会計監査 堤 伸子  中国児童教育援助協会 会計補佐
■会員:42名(パートナー(支援者)数)
■支援児童数:39名(広西省地区12名、吉林省吉林27名)
■パートナー数:個人42名(日本国内39、中国国内3)、団体7法人
連絡先住所:愛媛県西条市
E-mail:info@cceas.net
日本語HP: www.cceas.net
中国語HP: www.cceas.org

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